○国立大学法人静岡大学におけるクラウドファンディングを活用した事業実施に関する規則
(平成30年11月21日規則第5号)
改正
令和3年1月25日規則第39号
令和4年3月8日規則第54号
(趣旨)
第1条　国立大学法人静岡大学（以下「本学」という。）において、クラウドファンディングを活用した事業を実施する場合の取扱いについては、この規則に定めるところによるものとする。
(目的)
第2条　クラウドファンディングを活用した事業は、本学の業務を達成するために実施するものとし、寄附習慣の醸成及び新たな寄附者の発掘につなげ、寄附金収入を拡大し、本学の財政基盤の強化を図ることを目的とする。
(定義)
第3条　この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1)　部局長 国立大学法人静岡大学学則第４条から第12 条までに定める部局の長
(2)　クラウドファンディング インターネットを通じて本学が実施するプロジェクトの内容を公開し、賛同を得た不特定多数の支援者から寄附金を募ることであって、本学の委託を受けた事業者（以下「実施事業者」という。）が行うもの
(3)　クラウドファンディング事業 クラウドファンディングにより集められた寄附金を原資として本学が実施するプロジェクト
(4)　実施責任者 クラウドファンディング及びクラウドファンディング事業をとりまとめる責任者となる本学の教職員
(実施できるプロジェクト)
第4条　クラウドファンディングを活用して実施できるプロジェクトは、次に掲げるものとする。
(1)　教育・研究に関するもの
(2)　国際交流に関するもの
(3)　社会貢献・地域連携に関するもの
(4)　その他学長が認めたもの
(申請)
第5条　実施責任者は、クラウドファンディング及びクラウドファンディング事業を実施しようとするときは、クラウドファンディング実施計画書 （以下「実施計画書」という。）（様式１）を作成し、部局長の承認を得た上で学長に申請しなければならない。
(許可)
第6条　学長は、前条の規定に基づき提出された実施計画書について、速やかに審査の上、部局長を通じて実施責任者にその計画実施の可否を通知するものとする。
(実施)
第7条　実施責任者は、クラウドファンディングによる寄附金額が目標額に達したときは、本規則に基づき当該クラウドファンディング事業を実施するものとする。 なお、目標額に達しないときは、実施責任者は、当該クラウドファンディング事業を実施しないものとする。
(実施計画の変更)
第8条　実施責任者は、クラウドファンディング及びクラウドファンディング事業の実施期間中に、実施計画書の内容を変更しようとするときは、第５条及び第６条の規定に準じてあらかじめ部局長の承認を得た上で学長の許可を得なければならない。
(実施責任者の責務等)
第9条　実施責任者は、部局長の指導の下、クラウドファンディング及びクラウドファンディング事業を適正に管理し、誠実に遂行しなければならない。
(目標額の算定等)
第10条　実施責任者は、クラウドファンディングの目標額を算定する際には、オーバーヘッド経費及び実施事業者に支払う経費を含めるものとする。
(報告)
第11条　実施責任者は、クラウドファンディング事業の終了後速やかに、クラウドファンディング事業実施報告書（様式２）を学長に提出しなければならない。
(寄附金の受入れ及び管理)
第12条　クラウドファンディングによる寄附金の受入れ及び管理については、この規則の定めるもののほか、国立大学法人静岡大学寄附金受入規則（以下「寄附金受入規則」という。）に定めるところによる。
2　寄附金受入規則第５条第１項に定める寄附金申込書については、クラウドファンディングによる寄附金を受け入れる際に実施事業者から提出される寄附者の一覧をもってこれに代えることができるものとする。
3　寄附金受入規則第５条第２項に定める寄附金申受書については、これを省略できるものとする。
(事務)
第13条　クラウドファンディング及びクラウドファンディング事業の実施に関する事務は、実施責任者が所属する部局で行い、総括事務は総務部広報・基金課で行うものとする。
(補則)
第14条　この規則に定めるもののほか、クラウドファンディングを活用した事業について必要な事項は、別に定める。
附　則
この規則は、平成30年11月21日から施行する。